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2008/12/13 (Sat) 「奪取」 真保裕一
2008/05/08 (Thu) 千里眼シリーズ

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1999年8月~2001年11月週刊文春で連載されていた作品です。
「片想い」iconという題名から恋愛小説かと思ってしまいますが、(まあ確かに恋愛小説ではあるのですが)一般的な男女の片想いとは少し違います。

帝都大アメフト部OBの西脇哲郎は、十年ぶりにかつての女子マネージャー日浦美月と再会し、その姿を見て、声を聞いて驚く。どう見ても男になっていたから。そして、ある事件にかかわっていることを聞く。同じく昔マネージャーをしていた妻と一緒に美月を助けることにするのだが。ある日、美月は二人の前から姿を消す。美月の行方を捜すうちに、事件の裏にある事実が明らかになっていく。

性同一性障害についての詳しい説明こそないが、それぞれの登場人物の背景や言葉、悩み、生き方などでどういう障害なのかが自然と理解できます。
そして、作者のメッセージがとてもよく伝わってくるのです。
人間は、男と女、白と黒、善と悪のようにはっきり分けられるものではない。それでよいのではないかと。
それをそのまま受け入れることが、大事なのだと。
これを読んで自分自身のことを考えたとき、私の中にも男と女がいるなあと思いましたし、今まで他のドキュメンタリーやドラマや本を見たときよりも素直に性同一性障害や半陰陽についても感情移入ができました。より身近に感じられたということでしょうか。
本の中にさまざまな片想いがでてきます。
理解してほしい人に理解されない片想い
母へ、父へ、子供へ、夫へ、友達へ、好きな人へ、そして受け入れてもらえない社会への片想い・・・。
登場人物がみんな優しいので、読み終わって爽やかな余韻が残ります。

中尾と美月は性を超えて人間として信頼し合い愛し合っていたように思いました。

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ドラマになっている「白夜行」の続編「幻夜icon」は、1年半ほど前に読みました。
白夜行ではまだまだ少女から抜けきっていなかった雪穂が、大人になっています。そして、白夜行よりももっと戻れないところまで行ってしまいます・・・。
ネタばれになるので、知りたくない人はここから先の文章は飛ばしてください。
ドラマ「白夜行」では最初から二人の接点が見えているようですが。本の中では、雪穂と桐原は公には一度も会ったことがないことに。けれどだんだん接点が見えてきます。

「幻夜」では、最初美冬という女性がでてきます。
震災に遭い、家族を失ってしまう女性です。同じく震災に遭った男と知り合い、その男が人を殺すのを目撃します。そして、二人で生きて行こうと・・・。ここまで読むと「白夜行」とは接点の無い話に思えるのですが。
美冬はゼロから上を上を目指していきます。その為に男の愛情も利用して。それでも愛されてしまう、美貌だけじゃなく魅力のある女性なのでしょう。
美冬の過去を知る人物が現れて、そして新たな殺人が。そのあたりから美冬の過去が、そして正体が少しずつ明らかになっていきます。
「白夜行」を読まずに「幻夜」を読んでも問題はないですが、
やはり「白夜行」で雪穂を少しでも知ってから読んでほしいですね。

幸せになるために(?と信じているのかいないのか)犯行を重ねて、他人からは雪穂は幸せをつかんだように見えるかもしれないけれど、最初から最後まで雪穂からは悲しみしか感じられません。
本当に生まれ変わりたかったのですね。幸せになってほしいと、祈るような気持ちで読んでいました・・・。けれど、どんどん幸せと反対の方向に突きすすんでいくんです。どんなにお金や地位を手に入れても幸せにはなれないことを本当は彼女もわかっているんじゃないかと・・・彼女にはそれしかないとしたら悲しいですね。
本当の彼女を知っている人物が誰もいなくなってしまったら・・・誰が彼女を救ってあげられるんでしょうか・・・

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新津きよみの「担任icon」、ホラーっぽい話です。
最初は少しずつ姿が見えてくる幽霊がこわかった~。でも、この主人公がこの幽霊に恐怖を感じなくなってくるのと同時に怖くなくなってくる。そして、じつは・・・という全く予想していなかった結末に驚いた!推理サスペンスといった感じ。怖くはなかったな~。
読み始めたときは、こんな結末になるとは全く予想できない!
推理モノ、ミステリー好きにはたまらない!
新津きよみの本の中でも、(ぽちの)好きな本Best3に入ります。

そして、新津きよみの主人公はいつもそうであるように
この主人公も少し成長した先生になっていくのです・・・
担任iconiconicon
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新津きよみの「緩やかな反転icon」を最近読んだ。
主人公の家にある日見知らぬ女に見知らぬ女が訪ねてきて、
気がついたらバットを持って・・・自分が!玄関に倒れているのを見下ろしている。鏡を見たら見知らぬ女がバットを持って立っていた。
主人公の意識が、ひとまわり年上の見知らぬ女性の中に入っていた。
その女性は誰なのか?その女性になりすまし、女性の日常を体験していくうちに・・・。

30代前半のバツイチの主人公が、戸惑いながら体験する40代前半で二人の子持ちの主婦の生活。細かく丁寧な描写がとてもリアルで、同じような主婦の私が「そうそう!」と頷いてしまいました。そして、少しずつ子供たちや夫、その生活に情が移っていく様子もとても細かく丁寧に書かれています。新津きよみさんって、そういう経験(子育てとか)があるんでしょうか?とても取材しただけではわからないような細かい描写や主婦の気持ちがありました。
意識が入れ替わるというSFな話なのに、なんだか新津さんが書くとリアルなんですよね。それに、この本でもやはり結末が予測できない!
最後の結末が気になって一気に読んでしまいました。
見つめないでicon」にもでてきたですが、この話でも不思議な魔力を持っています。
新津きよみの本には、女性の嫉妬や悪意がよくでてきますが
最初は怖い話かと思って読んでいるとそんなに怖くない。
読後爽やかな気持ちになるから不思議です。
主人公はいつも最後には少し成長している(子供の頃にあった出来事に決着をつけて)、そんな気がします。

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ドラマで話題になっている「白夜行icon」ですが、3年程前に読みました。
この二人の主人公はガラスのように壊れやすい、ある意味純粋な心をもったまま大人になってしまいました。大人になるために必要な大事なもの、たぶん無償の愛を知らずに育ってしまったんですよね。
映像化したら、とても難しい役です。ドラマのキャスティングにはちょっと・・・ですが、本を読んだときの自分がイメージした物語とは別の話だと思ってドラマを観たら、それなりに面白いかもしれません。
昔なら、百恵&友和で(古い!)!となっていたかもしれませんね。
(古すぎてわからない人が多いかも?
若い時の雪穂役は沢尻エリカが私のイメージでは近いんですけど。

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東野圭吾の本で最初に読んだ本「秘密icon」です。もう何年前だったか忘れるくらい前です。
娘の体の中で生きる母親(妻)の意識。
娘の体の中で娘として生きることを最後には決意するが、
体と心。存在しているのは娘なのか、母(妻)なのか・・・。
体として生きるか、心、意識として生きるかで悩み
体として(言い方が適切ではないかもしれないが)若い娘の人生として
母(妻)の意識をおさえて生きていくことに・・・。
体が娘だと、だんだん娘の気持ちになっていくのか・・・
それとも、心はずっと母(妻)のままなのか・・・。
夫との別れ(妻の意識として)のシーンは涙してしまいました。
読後何年かして、映画「秘密(DVD)icon」を観ました。大きくイメージがくずれることなく、ヒットしたのがうなずける映画でした。

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今まで読んだ本をまとめる読書ノートにしたいと思います。作者ごとにまとめていきますが、何せ量が多いので少し時間がかかるかも。

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